一番魅力的な食虫植物はウツボカズラ!!魅力的な理由と育て方
一番魅力的な食虫植物はウツボカズラ!!魅力的な理由と育て方
ウツボカズラとはそもそも何?
ウツボカズラは東南アジアを中心に生息している食虫植物です。
食虫植物とは何ぞやと思う人もいるでしょう。
食虫植物とは虫を食べる植物なんです!
ポケモンのウツボットからウツボカズラを知った方も多いのではないでしょうか。
ウツボカズラの先祖は栄養の少ない土地で生息していたため自分でなんとかして栄養を摂取する必要がありました。そこで、ウツボカズラの先祖が生き抜くために生み出した術が昆虫を捕らえ栄養源にすることだったのです。ウツボカズラは壺を使って昆虫を捕らえ捕食します。
食虫植物にはハエトリソウ、モウセンゴケなど様々な種類の植物が存在しますが、育てるのならば、私が強くおすすめするのはウツボカズラです。
なぜなら、ウツボカズラは非常に魅力的な点が多く、かつ育てやすいからです。
ウツボカズラの魅力的な点
- ウツボカズラは成長していくにつれ壺の色が変わる!!
- 壺が形作られていく過程が面白い!!
ウツボカズラの成長過程は非常に面白くて種類によっては育てるにつれて壺の色が変わるものがあるんです!!(実際、私が育てているウツボカズラも色が変わりました)
さらに、色だけでなく壺が形作られていく過程もまた面白いです!!
壺の色が変わる
私がウツボカズラを買ったばかりのころ、ウツボカズラの壺は緑色で非常に小さかったです。しかし、次第に成長し大きくなっていくにつれウツボカズラに異変が...
壺が...壺が...
緑じゃなくて赤色になってる???
始め見た時は病気にでもかかったのかと思いました。しかし、それは違うようです。
どうやら、ウツボカズラは始め株が小さいうちは壺が緑色、株が大きくなれば赤色になるようです。
壺が形作られていく過程
ウツボカズラの壺は植物でいうどこの部位かわかりますか?
正解は...なんと葉っぱなんです!!
ウツボカズラの壺は葉っぱが特殊に変形したものなんです!!
それでは、壺が作られていく様子を見ていきましょう!
まず、最初は葉の先にのびたツルのようなものの先が徐々に膨らんでいきます。
これが膨らんでいき、徐々に壺の中に液体が入り始めます。そして、ふたが開いて完成です。
それでは、ここでクイズです。ウツボカズラの液体ってどんなものかわかりますか?
1.硫酸のように酸性が強いもの
2.水酸化ナトリウム水溶液のように塩基性(アルカリ性)が強いもの
3.水
さあ、どれでしょう??
正解は... 3.水 です
えっ? と思うでしょう。
実はウツボカズラに入っている液体は水です。ウツボカズラの消化液は獲物が壺に入った後に反応して酸性へと変わるのです。
つまり、極端なことをいえばウツボカズラの消化液は飲むことができます...
(飲みたくないですが...)
徐々に膨らんで完成していくのを毎日見ていくのは面白いです。
「あ、今日はきのうより壺がちょっと膨らんでる!」
といったように。
育てやすい
食虫植物は種類によって育てることが難しいものも多いです。
(例えば、ハエトリソウ。私は枯らしてしまいました...)
しかし、ウツボカズラは育てることが簡単です!!!
ウツボカズラにももちろん育てるのが難しい品種もありますがホームセンターなどで売っているウツボカズラの大半は育てることが容易です。
基本水をあげるだけですから...
え、昆虫とかあげなくてもいいの?
と思う方もいるでしょうが、あげる必要はありません!!
ウツボカズラはもともと栄養がないところに生息していますから栄養をあげる必要はないんです。昆虫は捕まえられたらラッキーぐらいで、必須ではありません。
ただし、注意しておきたいのは栄養をあげるのは構わないんですが
大量の栄養を与えるのは厳禁です!!
大量の栄養とは直接栄養剤や肥料を与えることをここでは指します。昆虫は別にいくら与えても構いません。
ウツボカズラは栄養のないところに生息している植物ですから栄養を与えすぎるとかえってウツボカズラにとっては悪影響です。場合によっては枯れてしまうこともあるとか...
そして、もう一つ注意しておきたいのがウツボカズラは寒さに弱いということです。生息地が東南アジアなど年中を通して暖かい地域なので、寒さに弱いんです。
ですので、寒くなってきたら家の中に入れなくてはなりません。しかし、家の中に入れるだけなのでそんなに苦痛ではないはずです。
どうでしたか。ウツボカズラの魅力が伝わったなら育ててみるのもいいんじゃないでしょうか。