食虫植物モウセンゴケ-植物界のコバエホイホイ
モウセンゴケは葉についてる甘い香りのするねばねばした液体で昆虫を捕らえる食虫植物です!!!
甘い香りに虫たちがおびき寄せられてしまうのでしょうね。
食虫植物と聞けばウツボカズラやハエトリソウなどを思いつく方が多いと思いますがモウセンゴケも非常に魅力的な食虫植物なので紹介していきたいと思います。
モウセンゴケとは
モウセンゴケは葉についたねばねばした小さな液体で昆虫を捕らえ捕食する食虫植物です!!
小さい!! と思うかもしれませんが、小さな昆虫やクモが一度このねばねばの液体に触れたら最後、自由に動くことはできなくなり、栄養分を吸収されてしまい死んでしまいます。
モウセンゴケは家の中に入れていると威力を発揮します!!
特にクワガタムシやカブトムシを育てていて、家の中にコバエが大量発生している人にはうれしいでしょう。
私もクワガタムシ、カブトムシを育てていて家の中にコバエが大量発生してしまっている家に住んでいます。
上の写真に見える黒い物体はコバエやハエ、アリ、クモなどの小さな虫の残骸です。
たった一枚の葉っぱですらこんなにも多くの虫を捕らえているということがわかると思います。
モウセンゴケはいわば 植物界のコバエホイホイ なのです!!!!!!
モウセンゴケについてもう少し詳しく見ていきましょう!
モウセンゴケの葉は大きく分けて二種類あって、一つは私が育てている長い葉を持つタイプ。もう一つは丸い葉を持つタイプです。
引用元
http://I, Petr Dlouhý, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=2229813による
私が育てているのは細長い葉を持つタイプなので、細長い葉を持つタイプのモウセンゴケを中心に話していきます!!
モウセンゴケの葉は始めゼンマイのようにくるっと巻いています。この状態から徐々にゼンマイの形がほどけ、細長い葉へとなるのです。
このとき、ねばねばの液体はまだ出ておらず、ねばねばの液体を先端に付けている棒のようなものも内側に折れている状態です。
「いやー、きれいに丸まってるな・・・」って改めて思います。
次は普段目に見えない部分、モウセンゴケの根を見てみましょう。
根はほとんど発達しない。
引用元
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%82%A6%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%82%B1
とウィキペディアには書いてありますが少なくとも家のモウセンゴケ は根が発達しています。
植え替えをする際に植木鉢からモウセンゴケを取り出すのですが、その時に見る根は発達しているように思えます。
黒く見える部分がモウセンゴケ の根です。ひげ根ですね。結構長いです。
根が密集しているので根を傷つけないように植え替えるのがなかなか難しいです。
慣れれば大したことありませんが・・・
日本のモウセンゴケ
野生のモウセンゴケはなんと日本にも生息しています!!!
日本では尾瀬ケ原と北海道に生息しています。ナガバノモウセンゴケという種類で、名前から推測できるように細長い葉を持つタイプです。
しかし、水質汚染や湿地の開発などにより絶滅の危機に瀕しているようです。(絶滅危惧種Ⅱ類)
残念ですね。貴重な生物なのでこれから先もずっと野生で生き抜いてもらいたいものです。
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